学びたいときに、人はいつでも学ぶことができる

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私が7年かけて横国の夜間に働きながら通った話を読んでくれてありがとうございます。いろいろ反響があって嬉しいです。
横国の夜間は本当におすすめです。経営学部なら、社会人にも無関係ではないからです。最初は工学部を考えたのですが、本業でエンジニアをやりながら夜間でも工学部に通ったら時間的に死ぬと考えて、経営学部にしました。
他大学の夜間には文学部とかもあるようなのですが、やはり社会人が通うなら経営学部でしょう。ちなみに、後輩のおじさんは横国夜間を卒業して、横国経営学大学院、国内MBAのコースに通っている方もいらっしゃいます。とても尊敬できる方です。

私は3回も留年したので、入学したときとは周りのメンバーも変わっていました。
入学時には私は24歳、まわりは18歳でしたので、私もまだ遊びたい年頃だったので、授業が終わって21時頃からみんなでカラオケに行って翌日の仕事がボロボロになるなどの失敗もしましたが、大学の最後の方になると、「これ以上留年したら強制退学になる」という焦りもあって、同級生とはあえて距離をおいて、必死で勉強していました。

それでも、いつも一番前の席で必死にノートを取っていると、興味を持ってくれる人もいるらしく、「いつも一生懸命勉強しておられますね」と後輩の社会人学生に声をかけられて親しくなったりもしました。もちろん、7年も通っているのでノートは膨大に持っていたので、困っている社会人の人にはノートのコピーをプレゼントしたりして感謝もされました。

一番びっくりしたのは、仕事と通学で疲労困憊で授業に出て、眠気で半分気絶しているのに、ノートだけはしっかり取れていたところです。気絶しながらノートを取れるなんて・・・すごい特技が発見されました。

私は、あえて授業は一番前の席で受けていました。さすがの私も、先生を目の前にして堂々と寝るわけにいかないので、下手に後ろの席に座ってレコーダーで録音するよりも、先生の目の前に座って相互にプレッシャーをかけあいながら、授業に出ていました。もちろん、あまりに先生が手抜き授業をしていたときは、抗議の意味を込めて、白目むいて一番前の席で寝ていました。

本当にしんどかったけれど、入学も小論文と面接だけだし、授業は面白いし、学費も安いしでおすすめです。

私は金曜日はガッチリ授業を入れて、仕事が終わった後大学に行き、21時まで授業を受けて、その後、22時まで図書館で復習していました。その後バスに乗って横浜駅に行き、ネットカフェの女性ブースにチェックインして、そこで寝ていました。翌日の土曜日は朝8時頃起きて、鶴見にある横浜商科大学に行き、授業を受けて、千葉に帰宅していました。ネットカフェで寝るのは危ないかもしれませんが、ホテルに泊まるとお金がかかりすぎるので、、、ネカフェなら一晩1500円ぐらいなので、そうやって土曜日の授業を取っていました。

でも、金曜日の21時に授業が終わると、あまりの疲労で体が動かなくて、立ち上がれないのです。教室でうずくまって、帰れなくなりそうになることもありました。土曜日ももうフラフラで、駅でぶっ倒れそうになったこともあります。よくあんなことを7年も続けたもんだと思います。

一番まいったのは、最後の2年で、ゼミがつぶれてなくなっていたことです。仕方ないので先生を探して、個人担当で教授に卒論指導をしてもらうという特殊ルートで卒業しました。

その時の担当教授が、「教養」を重んじる方で、社会人学生かどうかは関係ない、俺は教養がつくまで認めない、というスタンスだったのでもう大変。とにかく本を読んで、勉強していました。『イケダハヤトは現代のソクラテス』というエントリーを書いたことがありますが、アリストテレスなどの本から、経済史にまつわる歴史上の本は、かなりたくさん読みました。もちろんアダム・スミスも読んだしマックス・ウェーバーも読んだしケインズも読みました。とにかく教養!教養を得られたのが大学で得たものです。

卒論は、普段の私だったら逃げ出してたと思います。でも、私は何としてでも大学を卒業したかった。ゼミもつぶれて、楽勝そうな教授は卒論を受け付けてくれない。私はこの有江先生の指導についていくしかなかったのです。

もちろん、卒論は「優」でした。てか、私が大学を卒業すると本気で決めてからの成績は、殆どが優です。優の上の「秀」も取ったことがあります。本当に大変だったけど、勉強しまくりました。

あまりに体がしんどすぎて会社に遅刻したり、プロジェクトを早く抜けさせてもらったりなど、周りに迷惑をかけながら、なんとか卒業できました。親しかったポスドクの人に、レポートを代筆してもらって、泣いて感謝したこともあります。なので、私も後輩の社会人学生は出来る限りサポートしてきました。

学問は、いろいろな面で人を成長させてくれます。社長は、「大学なんて意味ない。それにお前は二部」といってバカにしますが、それでも私は夜間教育には価値があると思います。

実際にやってみると、めちゃくちゃしんどいのですが、それでも、そういう選択肢もあるよということを、今高卒で大学にコンプレックスを持っていたり、お金がなくて大学に進学できないと考えている人には知ってもらえたらなと思います。

それにしても、学務部は本当に非協力的でムカつきました。「社会人学生は、そうですね~学校か会社を辞めちゃう人が多いですね」と無責任なことを言っていたので、私はなんとしても働きながら卒業してやる!と考えて、必死で仕事と勉強を両立しました。

うちの親は私に厳しく、「お前は調子に乗りやすい」といってめったに褒めてくれないのですが、さすがに大学を卒業したときだけは褒めてくれました。

本当に頭も心も体も限界点を超えるほどがんばらなくてはならないので、安易に社会人学生をすることは推奨できませんが、私は20代の半分以上をかけて、7年も大学に通ったことは、無駄ではなかったのかな~と思います。大卒にもなれたしね。

というわけで、私は学士であることにちょっぴり誇りをもっているのでした。

 

学びたいときに、人はいつでも学ぶことができます。

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